あの赤のRXセブン誰の?見た覚えないんだけれど。。。

彼女と、ぶらっとドライブに行った時のことです。「ぶらっと」といっても、ドライブ好きなカップルだったので、一度走り出せば5~6時間は休みなく走り続けるのがいつものデートコースでした。

その日は、ちょうど次の日が休みだったので、夕方から走り出して、夜中にたどり着いた辺りでどこか泊まるところでも探せばいいよねといった感じの予定で、気ままな一泊二日のドライブに出かけたときのことでした。

目的地も決めないままに国道をひたすら一般道で走っていた時の事、日にちが変わるころに通りがかった箱根の峠に向かう一本道の途中のファミリーレストランで、遅めの夕食をとることにしました。のんびりと夕食を食べていると、店のわきの駐車場に、どんどん車が入ってきました。

それもいかにも走り屋っぽい車ばかりです。ガラガラだった駐車場は見る見るうちに埋まっていました。自分がのっていたサバンナRX-7も初代のタイプに二代目にと、しかもグレードは最高峰シリーズが勢ぞろいしていました。
店のエントランス部分に止めていた私の車の周りを覆いかぶさるように20台ほどはいたと思います。車の持ち主たちが店に入ってきました。みんなテーブル席に着くと、一斉に車の話で持ち切りです。

ガソリンは何だ、オイル交換はこうだと、暑い話で盛り上がっています。彼女と息を潜ませて、周りの話に耳をダンボにして聞き入っていました。どうやらこの集団は、朝までこの先の箱根の峠を楽しむために集まってきた様子です。
会話の中で、「そういえば、あの赤のセブン誰の?見た覚えないんだけれど」「そうそうウイング変えてあるやつだろ、俺も気になってた、誰か車乗り換えたのかな?見たことないタイプだよな」「でも、あのステアリングはいただけないだろー」と、言った具合に、なんと、自分の車が取りざたされて、話題の中心になっていました。

仲間の車だと思われつつ、直球なご意見で賛否両論色々な話が上がっていました。なるほど、車好きのご意見。恥ずかしい思いが募り、ついに、その軍団が店を出ていくまで、自分の車に乗り込む勇気がなくて、すごすごとデザートを食べながら、彼女と二人で店の中で待っていました。

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